サム・グッドマンが再度の負傷で井上尚弥戦をキャンセル！代替挑戦者は誰？

　

井上尚弥選手の1月24日の試合において、挑戦者サム・グッドマンが再度の負傷により欠場することが決定しました。このため、井上選手は代替挑戦者と対戦する可能性が高まっています。

代替挑戦者として考えられている選手には、いくつかの名前が挙がっています。特に注目されているのは、IBFやWBOのランキング上位に位置する選手たちです。これにより、井上選手の防衛戦は新たな挑戦者との対戦となる見込みです。

また、グッドマンの負傷は、昨年12月に続いての再発であり、彼の左目上の傷が再び開いてしまったことが原因です。このため、井上選手の陣営は新たな挑戦者を急いで探す必要があります。プロモーターや関係者は、井上選手の試合が成功するように、適切な代替選手を見つけるために動いていると報じられています。

井上選手は、代替挑戦者との試合に向けて準備を進めており、試合日程に影響が出ないように調整を行っています。ファンやメディアは、どの選手が代替挑戦者として選ばれるのかに注目しており、今後の発表が待たれています。

井上尚弥戦の代替挑戦者の予想は？

代替挑戦者としては、特にスーパーバンタム級の世界ランカーが候補に挙がっています。井上選手のプロモーターである大橋秀行会長は、グッドマンの負傷が発表された際に、すでにリザーブ選手を用意していると明言しており、交渉が進められているとされています。具体的な選手名はまだ発表されていませんが、アメリカやフィリピン出身の選手が候補に挙がっているとの噂もあります。

代替挑戦者として具体的に名前が挙がっている選手には、元WBO世界スーパーフェザー級王者のスティーブン・フルトンや、攻撃的なスタイルで知られるルイス・ネリ、井上選手との因縁があるジョンリエル・カシメロなどが考えられています。これらの選手は、井上選手との対戦を希望しており、グッドマンの負傷によるチャンスを狙っています

特に、元WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者のテレンス・ジョン・ドヘニーが有力な候補として挙げられています。ドヘニーは過去に井上選手と対戦した経験があり、その実力が評価されています。

テレンス・ジョン・ドヘニー選手とは？

テレンス・ジョン・ドヘニー（TJ・ドヘニー）は、アイルランド出身のプロボクサーで、1986年生まれのサウスポーです。彼は「ザ・パワー」という愛称を持ち、現在37歳です。ドヘニーは、スーパーバンタム級での戦績が特に注目されています。

ドヘニーのプロボクシング戦績は、31戦26勝（20KO）5敗です。彼は2013年にPABAスーパーバンタム級王座を獲得し、その後6度防衛を果たしました。この中には、元世界二階級王者のデンカオセーン・カオウィチットに対するTKO勝ちも含まれています

ドヘニーは、強力なパンチを持つ選手であり、特に左ストレートが得意です。彼のKO率は77%に達しており、これは彼の攻撃力の高さを示しています。

井上尚弥選手との試合では、ドヘニーは37歳という年齢や、井上の圧倒的な実力に対してアンダードッグと見なされています。多くの専門家は、井上がKO勝ちする可能性が高いと予想していますが、代替挑戦者になった場合は、ドヘニーの経験とパワーがどのように試合に影響を与えるかが注目されています。

ドヘニーは2018年にIBFスーパーバンタム級タイトルを獲得し、岩佐亮佑を下して世界チャンピオンとなりました。その後、高橋竜平を破って防衛に成功しましたが、ダニエル・ローマンとの対戦で王座を失い、連勝記録も21で途切れました。最近では、2023年にサム・グッドマンとの試合で敗北を喫しましたが、直近の3試合で連勝を納めています。5月にはブリル・バヨゴスを下しており、再び勢いを取り戻しています。ドヘニーは、パンチ力だけでなく、過去の経験や戦術も活かし、井上選手に挑む姿勢を見せています。

スティーブン・フルトン選手について

スティーブン・フルトンは、アメリカ出身のプロボクサーで、スーパーバンタム級の元WBCおよびWBO世界王者です。彼は無敗の戦績を持ち、ボクシング界での評価が高い選手の一人です。

フルトンは、井上尚弥選手との対戦が期待されており、2023年7月に行われた試合では、井上選手に8回TKOで敗れました。この試合は、井上選手がスーパーバンタム級に転向して初めての試合であり、フルトンにとっては大きな挑戦でした。

フルトンは、ボクシングスタイルが多様で、スピードとテクニックを兼ね備えています。彼は、相手の攻撃をかわしつつ、カウンターを狙うスタイルが特徴です。また、フルトンは身長が高く、リーチも長いため、距離を保ちながら戦うことが得意です。

フルトンは、井上選手との再戦を希望しており、次のステップとしてフェザー級での挑戦を考えています。彼は、井上選手との試合から得た経験を活かし、さらなる成長を目指しています。

フルトンの今後の試合や動向に注目が集まっています。彼がどのように再起を果たし、井上選手との再戦に向けて準備を進めるのかが期待されます。

ルイス・ネリ選手について

ルイス・ネリはメキシコ出身のプロボクサーで、スーパーバンタム級で活躍しています。彼は35戦中27勝（27KO）、1敗という戦績を持ち、特にKO率が高いことで知られています。ネリはサウスポーであり、攻撃的なスタイルが特徴です。

ネリは2017年に日本で行われた山中慎介との試合でドーピング検査に引っかかり、その後無期限の試合資格停止処分を受けました。この事件は彼のキャリアに大きな影響を与えましたが、彼はその後も復帰し、再びタイトル挑戦を目指しています。特に、井上尚弥選手との対戦は彼にとって重要な試合となります。

多くの専門家やファンは、井上選手が圧倒的な有利と見てます。しかし、ネリは過去の実績からも一発のパンチ力を持っており、油断は禁物です。

ルイス・ネリは、井上尚弥選手との試合に向けて高いモチベーションを持っており、過去の問題を乗り越えて再起を図っています。彼の攻撃的なスタイルとパンチ力は、井上選手にとっても脅威となる可能性があります。

ネリは2018年以降、日本での無期限試合資格停止処分を受けていましたが、2024年2月26日に日本ボクシングコミッション（JBC）から資格回復が認められました。これにより、井上尚弥選手との試合が実現するための最大の障壁がクリアとなりました。ネリはこの試合に向けて特別な体重管理とドーピング検査を受けることが求められており、WBCは試合前に厳重な体重チェックを行うことを発表しています。

また、ネリは井上選手との試合に向けて「死を覚悟して挑む」と語り、KOを宣言しています。彼は井上選手を「普通の選手」と見なしており、過去のトラブルを乗り越えた上で自信を持って挑む姿勢を示しています。

ジョンリエル・カシメロ選手について

ジョンリエル・カシメロ選手は、2024年10月13日横浜武道館で行われた「TREASURE BOXING PROMOTION 7」に出場し、サウル・サンチェスとのスーパーバンタム級10回戦を戦いました。この試合は、カシメロにとって約1年ぶりの復帰戦でした。

試合後、カシメロは井上尚弥選手との対戦を再度アピールしましたが、井上陣営は「カシメロとの対戦の可能性は100％ない」と明言しています。これは、カシメロが計量オーバーをしたことが大きな要因とされています。さらに、カシメロのパフォーマンスに対する評価も厳しく、彼の母国フィリピンのメディアでも「井上に勝てる可能性は低い」との見解が広がっています。

カシメロは過去に井上選手との対戦を強く希望していましたが、現在の状況ではその実現は難しいとされています。

カシメロは、2024年10月16日に日本ボクシングコミッション（JBC）から1年間の招へい禁止処分を受けたことが報じられています。この処分は、彼が体重超過を犯したことに起因しています。カシメロは、井上尚弥選手との対戦を熱望しているものの、体重管理の失敗がその実現を遠ざけているとされています。フィリピンのメディアは、カシメロが井上との対戦を実現するためには、まず体重を適切に管理し、安定したパフォーマンスを示す必要があると指摘しています。さらに、カシメロの最近の試合でのパフォーマンスは、井上選手との対戦に向けたアピールとしては不十分であったとの評価もあります。

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